夢に見た楽園に手が届かないとしても 歩き続けているこの足を信じて行くよ

◇GWが終わってから、なんだか抜け殻状態です。


◇毎日、仕事に追われてあっという間に時間が経って、夜が来て、朝が来て、また1日が始まって5月2日の前と変わらない日常が変わらずあります。あの衝撃的なニュースから10日以上経ってしまっているんだと思うと不思議な感覚だし、でもまだ10何日しか経ってないんだとも思います。

◇あの日は、ちょうど仕事が休みで、平日が休みなことはめったにないので細々とした用事を済ませて、家でぼーっとしていたときについったにニュースが流れてきて知りました。見た瞬間はこれが本当のことかわからなくて、頭が真っ白になるってこういうことなんだなって考える自分がいて冷静なんだか冷静じゃないんだかよくわからない感覚でした。

◇そして翌日からの怒涛の5公演を体験して、吹っ切れた部分もあれば、吹っ切れない部分もあります。彼に対しての気持ちにはどう蹴りをつければいいんだろうなぁーとぼんやり思いながら、日にちが過ぎて、自分でももてあました気持ちがいつまでも心の片隅でくすぶっています。いっそ、もう少し情報があれば楽になるのになぁと思います。今回のことで本当のことを知るのはとても怖いことだとわかったけど。それでも少しでも彼の感情がわかれば同情できたり、幻滅できたりするのになぁとぼんやりと思ったりします。どちらにも思い込めない自分がもどかしい。

…というのを書いて、下書き保存していたら次の日にまたニュースになってて、やっぱり真実を知るって辛いなぁって思いました。私は、アイドルにもリアル性を求めてしまうきらいがあるのに、自分が思ったリアル性と違うものを見せつけられると目を伏せたくなる弱い自分がいます。少しの真実を知ったからって何も変わらないことを自分はもっと自覚するべきですね。

◇きっとこのまま彼がいなかったことが当たり前になっていく現実が待ち受けていて、時間が経つにつれてそれに慣れてしまう自分も想像できます。でも、ふと思い出したときに、このくすぶった感情を引っ張り出すんだろうなぁと思うとつらいです。今まで見ていた思い出はキラキラしていて、せめてそのキラキラしたまま覚えていたいのに、それを上まわってしまう。自分の目で見ていたはずのことが信じられなくなってしまう。

◇濱ちゃんと照史のもぎ関の1発目の放送の日、EDの曲で『旅人』を選んだのはどういう気持ちだったのかなぁ。そのことばかり考えてしまう私がいます。事務所に入って初めて踊った曲だと言っていた2人。そこにはもう1人いたはずで、ずっと一緒にいたはずで…。そのことばかり考えて、胸が苦しくなります。

◇こんなことを書いていて、自担は違うじゃないかって言われたらそれまでなんですが、どうしても考えずにはいられないので書きました。いくら自担じゃなくても、彼の目指す未来を夢見ていたし、成長を見ていたかったいちおたくです。だから、こんなところで腐らず、歩き続けてほしい。あなたを必要としてくれる場所でがんばり続けてほしい。それを遠い場所から届くか届かないかわからず、願うことしかできない自分が無力で悲しいです。